愛媛県伊方町三机で行われた「大東亜戦争9軍神慰霊祭」に初めて出席し、三机湾で訓練して真珠湾攻撃に参加し戦死された9名の方々の慰霊をしました。

 この慰霊祭は、伊方町三机地区の青年団が50年以上も前から主催し、それに賛同する海上自衛隊OB諸氏、全国からの有志が出席して開催されています。三机湾は、三崎半島の中部に位置して、宇和島伊達藩の参勤交代の船の経路になっていたとはいえ、周囲からは離隔された漁村であったために秘密保持には絶好の場所であったと言われています。
 昭和14年に海軍が三机で特殊潜航艇の研究を始めて、これらの要員の方々は、地元の岩宮旅館と松本旅館に宿泊して翌年から訓練を開始し、昭和16年11月末まで訓練を行って真珠湾に出撃していきました。現在も、遺品が各旅館をはじめとして、三机には残っています。
 昭和17年3月に、大本営発表があり9軍神の遺影と氏名が公表され、全国民が驚嘆しましたが、最も驚いたのは関係者が宿泊した旅館であったと言われています。三机の方々は、これらのことを誇りとし、戦死された方々を偲んで慰霊し、世界の平和を祈念されています。特に、主催している青年団の皆さんには、今回の参拝でもお世話していただき、頭が下がる思いでいっぱいでした。
 なお、本慰霊祭には、豫山会評議員の山田道雄氏、会員の稲田悟氏を初めとする方々が全面的に支援しており、平成19年には慰霊碑のそばに数十万円もする国旗棟を寄附されています。
 写真を参考にしてください。

2019年12月08日